Monday, February 18, 2008

昨年末の渋谷での自転車死亡事故

横断中の女性、はねられ死亡 自転車運転の女を書類送検

2008年02月18日19時21分

 東京都渋谷区で昨年11月、歩行者の女性(当時75)が自転車にはねられて死亡した事故で、渋谷署は18日、自転車に乗っていた同区の女性会社員(47)を重過失致死容疑で書類送検した。

 調べでは、会社員は昨年11月19日午後、同区渋谷2丁目の区道交差点で、横断歩道を渡っていた同区神宮前2丁目の無職藤田玉子さんを自転車ではねた疑い。藤田さんは頭を強く打ち、死亡した。

 会社員は当時、下り坂の車道を走行しており、同署は、藤田さんをはねた時点で時速30~40キロだったと認定。自転車が従うべき歩行者・自転車用の信号は赤だったのに交差点に進入しており、重い過失があるとした。(asahi.com

東京・渋谷の自転車事故:重過失致死容疑、会社員を書類送検--警視庁

 東京都渋谷区渋谷2の区道交差点で07年11月、横断歩道を歩いて渡っていた同区神宮前2の無職、藤田玉子さん(75)が同区恵比寿4の女性会社 員(47)の自転車にはねられ死亡した事故で、警視庁渋谷署は18日「前方の安全確認を怠った」などとして会社員を重過失致死容疑で書類送検した。

 調べでは会社員は歩行者・自転車専用信号が赤だったのに、時速約30~40キロで交差点に進入したとみられる。調べに「ブレーキをかけたが止まる寸前にぶつかった」と話し、スピードはそれほど出ていなかったと主張しているという。

 警視庁によると、都内で起きた自転車と歩行者の交通事故は3年連続で増加し、07年は過去最高の1095件。このうち死亡事故は藤田さんの事例を 含め2件だった。増加の理由は運転手のマナー悪化や、軽い事故でも警察に届けるケースが多くなっているためらしい。【佐々木洋】

毎日新聞 2008年2月18日 東京夕刊

横断中の歩行者はね死なす、自転車の女を書類送検…警視庁

 横断歩道を渡っていた高齢の女性を自転車ではねて死亡させたとして、警視庁渋谷署は18日、東京都渋谷区内の女性会社員(47)を重過失致死の疑いで書類送検した。

 調べによると、女性会社員は昨年11月19日午後3時20分ごろ、同区渋谷2の明治通りの交差点を自転車で走っていた 際、横断歩道を渡ろうとした同区神宮前2の無職藤田玉子さん(75)と衝突した疑い。藤田さんは転倒し、頭を強く打って死亡、女性会社員も鎖骨を折る重傷 を負った。

 同署によると、自転車は下り坂を走っていて、信号が赤に変わる直前に交差点に入ったため、歩行者用信号が青になって横断歩道を歩き出した藤田さんとぶつかったという。

 同署は安全を十分確認しないまま、時速30~40キロという猛スピードで交差点に進入した点を悪質と判断、同容疑を適用した。

2008年2月18日11時40分 読売新聞)


何の咎も無い人一人の命を余りにも軽率な行為によって殺めたわけだから、しっかり罪を償ってください。

「重い過失」というのは、高裁レベルの判例によると、注意義務の程度の軽重でも発生結果の重大性でもなくて、どのくらいうっかりしてたかということらしい。要するに、ほんのちょっとだけ気を付ければよかっただけなのに、その「ほんのちょっとのこと」をしなかったってこと。自転車の赤信号無視なんかはまさにこの例。


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